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キャンピングカーで横転事故が発生しやすい原因は?

街中でキャンピングカーを見かける機会が増えてきました。
所有するだけではなくレンタルという選択肢も増えており、キャンピングカーを利用してみたいと考える人は増えているでしょう。
一方キャンピングカーでの事故も増えています。
特に横転事故が発生しやすいようですが、どうしてなのでしょうか。

キャンピングカーで横転事故が発生しやすい原因は?

キャンピングカーの特徴

キャンピングカーは移動するという目的以外に「車内で快適に過ごす」ということも目的としている車です。
居住性を高めるため、一般的な車に比べ車高が高いことが多いです。
また室内設備が充実しているため、その分重量も増加します。
キャブコンと呼ばれるタイプのキャンピングカーになると、運転席の上部のあたりに就寝スペースを作るためシェル架装する場合があります。
車の上にも重量のある設備が作られるため、アンバランスな車体になりやすくなります。

横転事故が増える理由

交通事故のリスクはどの車でもありますが、キャンピングカーは特に横転事故のリスクが高い車です。
キャンピングカーと一般的な車とでは、はるかにキャンピングカーの横転リスクが高くなります。
運転シーンに合わせその原因をまとめます。

ブレーキが効きにくい

キャンピングカーは重量が重くなりがちです。
ベース車に比べ2~3倍程度の重量を持つキャンピングカーも少なくありません。
そのため、ベース車に比べるとブレーキが効きにくく、制動距離が長くなるのです。
一般車を運転している感覚でブレーキを踏むと、思った位置で停止できません。
特に、高速運転時は想定している停止位置で停止できない場合があります。
結果として急ブレーキを踏む機会が増え、急停車の反動で横転する危険が高まるのです。

安定性がない

車体のバランスも一般的な車に比べると悪く、重心が安定しないのも特徴的です。
急ブレーキを踏むと車体が大きく傾くことが多くなります。
結果としてバランスが崩れ横転することがあります。

無理なハンドル操作

一般的な車でも、無理なハンドル操作が横転事故につながることがあります。
車高が高いキャンピングカーは、一般的な車よりもハンドル操作の影響を受けやすくなります。
勢いよくハンドルを切ると、車体が大きく左右に傾くのを感じるでしょう。
急なハンドル操作は横転リスクを高めます。
山道などのカーブが続くシーンや、高速道路での頻繁な車線変更も横転リスクが高まります。

強風の影響を受けやすい

車高が高いキャンピングカーは、風の影響も受けやすくなります。
とくに横風に弱く、風速10m/秒の風でも制動に影響を与えます。
急に強い横風が吹いた場合には、より横転しやすくなります。
橋の部分や街中でもビル風が通り抜ける場所、逆に風の影響を受けやすい見晴らしがよい道路は注意が必要でしょう。
また、複数車線の道路でも注意が必要です。
追い越され際に起こる横風で横転することもあります。

タイヤへの負担

重量があるキャンピングカーは、どうしてもタイヤに負担がかかりやすくなります。
溝の減りも早くなるなど劣化スピードは一般的な車よりも早いでしょう。
劣化に気が付かず走行し、バーストするといったケースもあります。
キャンピングカーは通常一般的な車よりもタイヤの空気圧が高めなので、バーストした際の圧力も大きくなります。

横転事故の防止策

横転リスクが高いキャンピングカーでも、対策を立てることで事故リスクは減らせます。
ここからは横転事故の防止策についてまとめます。

こまめなチェック

横転事故の原因の中でも防げるものの1つが、タイヤのバーストでしょう。
運行前点検としてタイヤに劣化がないかは必ずチェックするようにします。
点検時はタイヤの溝だけではなく、側面に亀裂がないかもチェックしていきます。
内減りといってタイヤの内側が減ることもあるので、常時点検をして早めに発見できるようにしましょう。
キャンピングカーに乗る頻度が少ない人は特に劣化に気付きにくいと考えられます。
タイヤは乗る頻度だけではなく、経年劣化するものですので、頻繁に乗らないという人ほど、タイヤの劣化に注意しましょう。

「急」を避ける

急ハンドル、急加速、急ブレーキ、これらは全て横転リスクを高める行為です。
車高が高く重心が安定しないキャンピングカーでは、これらすべてが命取りとなる危険があります。
キャンピングカーの運転時は余裕を持ち、ゆったりとした気持ちで操作しましょう。
乗用車と同じような感覚ではいけません。
急ブレーキを踏まずに済むよう速度を落とした運転を心がけましょう。
特にキャンピングカーをレンタルする場合、普段乗っている車と同じように操作しがちですので、より注意して走行してください。

風が強い日は乗らない選択も

急な強風は避けようがないかもしれません。
ですが、停車できるスペースがあるなら、風が弱まるまで停車し走行を避けることは必要でしょう。
また「強風が吹く予報が出ている場合には走行しない」といった選択する心の余裕も持ちたいところです。

まとめ

キャンピングカーは車高の高さ、重量の重さ、重心の不安定さにより横転事故を起こしやすい車体です。
まずは横転しやすいことを念頭に置き、安全な走行を心がける必要があります。
また防止策として運行前点検を実施し、とくにタイヤのチェックは欠かさないようにしましょう。
キャンプを楽しむためにも、心と時間に余裕をもって運転できるとよいですね。