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事故に備えてキャンピングカーも任意保険に入ろう!注意点も解説

近年人気が高まっているキャンピングカーですが、交通事故も増えています。
もしものときに備えて自賠責保険以外の保険に入っておくと安心です。
しかし、「キャンピングカーは任意保険に入れるのか」と不安に思う方もいるでしょう。

この記事では、キャンピングカーが入れる任意保険や注意点について解説します。

事故に備えてキャンピングカーも任意保険に入ろう!注意点も解説

事故に備えてキャンピングカーが加入できる保険は?

キャンピングカーも一般的な乗用車同様、自賠責保険と任意の保険に加入できます。
自賠責保険はすべての車両に加入が義務付けられています。
しかし、自賠責保険だけでは補償される範囲や額も限られているので、任意保険にも必ず加入しましょう。

キャンピングカーは車の中で寝泊りできるように、さまざまな設備が搭載されています。
そのため、万が一事故を起こして車両に重大なダメージが出た場合、修理費も膨大です。
任意保険は自分でカスタマイズして必要な補償をつけられますが、対人・対物だけでなく車両保険にも加入しましょう。

そうすれば、人や物を傷つけてしまった場合はもちろんのこと、愛車が破損してしまった場合も安心です。

キャンピングカーで保険に加入するときの注意点

キャンピングカーで任意保険に加入する際は、いくつかの注意点があります。

ここでは、代表的なものを4つ紹介するので、自動車保険選びの参考にしてください。

加入できる任意保険を探す

キャンピングカーが加入できる自動車保険を扱っている会社は、限られています。
もし、通勤用などに使う自動車で加入している任意保険の保険会社がある場合は、そこで確認するとよいでしょう。
追加で加入ができる場合、手続きなどが簡単にできます。

また、一から自動車保険に加入したい場合は、保険会社の説明をよく聞いたうえで検討しましょう。
なお、加入したい保険がキャンピングカーでも加入できるかを必ずまず尋ねてから保険の説明を聞いてください。

そうすれば、いざ契約しようとしたときにキャンピングカーが入れないとわかった、となる恐れもあります。

かかる保険料を調べる

キャンピングカーの保険料は高いイメージがありますが、通勤や買物で使う一般的な乗用車より安くなる可能性があります。

キャンピングカーの使用目的は「レジャー・日常」のみです。
通勤などに使う自動車よりも事故を起こす可能性が低いためです。
しかし、キャンピングカーは一般的な乗用車に比べると車高が高く幅も広い分、コンパクトカーより運転しにくい傾向があります。

また、車高が高い車は横風の影響を受けやすく、普通の乗用車やコンパクトカーよりも事故を起こす可能性が高めです。

安全には十分気をつけて慎重な運転を心がけましょう。

補償範囲を確認する

任意加入の自動車保険は、加入する商品によって変わってきます。

前述したようにキャンピングカーは、ベッド・調理設備・シャワー・トイレなど通常の自動車にはない設備がたくさん搭載されています。
そのため、万が一事故を起こせば修繕費用も高額になる点もリスクです。

したがって、対人・対物の補償はもちろんのこと車両保険もしっかりと補償できる内容を選びましょう。
そうすれば、万が一車両が事故で大破しても修理費を保険で賄えます。

また、補償が厚くなるほど保険料も高くなるため、あらかじめ月々払える予算を決めておけば、保険会社側で最も適した保険を紹介してくれます。

車両入替を検討する

車両入替とは、すでに自動車保険に加入している方が、新しい自動車を購入した際に加入している保険を新しい自動車に引き継ぐことです。

例えば、今まで自家用車にかけていた保険を、キャンピングカーに移すことも可能です。
ただし、キャンピングカーは特殊な車両なので、車両入替ができるを必ず事前に相談してください。

車両入替ができれば、新しく保険に加入する手間も省けます。
自家用車を処分してキャンピングカーを購入するといった場合に検討してみましょう。
車両入替の際に補償内容の見直しも可能です。

牽引型キャンピングカーの注意点

牽引型キャンピングカーとはキャンピングトレーラーともいい、普通自動車にベッドや調理設備などを設置した車両を牽引させて使うタイプのキャンピングカーです。

小型の牽引型キャンピングカーの場合は手持ちの自家用車に接続して使えるため、一般的なキャンピングカーと比べて購入費用が節約できるなどのメリットがあります。

牽引型キャンピングカーの場合、牽引部は車両に該当しません。
したがって車両保険の補償外です。
牽引型キャンピングカーを購入した場合は、牽引する部分が事故を起こした場合に補償が出るような保険に別途加入してください。

トレーラー向けの保険などに加入できます。
なお、運転する部分は車両保険の対象です。

まとめ

どんなに気をつけていても、自動車を運転する際に事故を起こす場合があります。
キャンピングカーは通常の自動車とは運転感覚が異なるので、普段自家用車を常に運転している方にとっても、事故を起こしやすい可能性があります。

キャンピングカーを購入した場合は、もしものときに備えてしっかりと任意自動車保険に加入しておきましょう。

キャンピングカー向け自動車保険についてはこちら

コラム監修者 プロフィール

コラム監修者 プロフィール 磯崎学(イソザキマナブ)

磯崎学(イソザキマナブ)

中央大学法学部にて政治学科を学ぶ。
大学卒業後、三井海上火災保険会社で保険営業の基礎を学ぶ。
その後、平成10年12月より独立し、現在、自社の代表を務める。

代理店として25年以上の実績があり、企業への保険提案を得意としている。
事故処理の経験も豊富。

■保有資格
損害保険大学課程コンサルティング資格、損害保険募集人一般資格(通称:損保一般)、生命保険専門資格