お役立ちコラム COLUMN
普通免許・AT限定運転可のオートマキャンピングカー紹介!選び方も
日本の公道を走る車のほとんどがオートマ車であるのと同様に、キャンピングカーの大部分もオートマ車です。
したがって、普通免許(AT限定)を持ってさえいれば、ほとんどのキャンピングカーを運転できます。
ここでは、初めてのキャンピングカーを体験したい方や購入を検討している方へキャンピングカーのタイプ別に、必要な免許証・購入前に検討すべき点・相場について解説していきます。
キャンピングカーの運転に必要な免許とは?
キャンピングカーの運転に必要な免許証は、ベースとなる車の乗車定員と重量、そしてミッションがオートマかマニュアルかによって異なります。
また、免許取得の時代によって区分も変わるので確認が必要です。
AT限定の普通免許ならオートマのキャンピングカー
AT限定の普通免許で運転できるのは、オートマのキャンピングカーに限ります。
とはいえ、キャンピングカーのベース車両の大部分はオートマ車ですからAT限定の普通免許を持っていれば、ほとんどのキャンピングカーを運転できます。
AT限定免許で運転できないマニュアル車のキャンピングカーは、軽トラックやマイクロバスをベースとしたキャンピングカーの一部、トラックベースの古いキャブコンなどです。
普通免許で運転できるのはどこまで?
普通免許で運転できる車の種類は免許証を取得した時代によって異なります。
下記の表をご参照ください。
2007年(平成19年)6月2日より前に普通免許を取得 | 中型車(総重量8t未満、乗車定員10名まで)
⇒中型免許 |
2007年(平成19年)6月2日~2017年(平成29年)3月11日の普通免許 | 総重量5t未満、定員10名まで
⇒準中型免許 |
2017年(平成29年)3月12日以降の普通免許 | 総重量3.5t未満
⇒普通免許 |
けん引免許が必要になる基準とは?
トレーラータイプのキャンピングカーを運転する場合、トレーラー部分の総重量が750kg以上なら「けん引免許」が必要です。
つまり、750kg未満なら普通免許で運転できます。
トレーラーはエンジンがついていないため比較的軽量であり、750kg未満でも選択肢は広いといえるでしょう。
オートマキャンピングカー購入の前に
オートマキャンピングカーを購入する際、新車か中古車か、あるいは豪華な外車(輸入車)か、迷われる方も多いでしょう。
購入前にレンタカーサービスなどで試してみるのも一つの方法です。
レンタルでお試し運転できる
以下は代表的なキャンピングカーのレンタルサービスです。
店舗名 | 貸出拠点 | 公式サイト | レンタル料金
(5人就寝/日) |
エルモンテRVジャパン | 北海道・東京・千葉 | https://elmonterv-japan.com/jprental/ | 22,000円~ |
ジャパンロードトリップ | 北海道・東京・神奈川
千葉・大阪・広島 |
https://www.japanroadtrip.com/ | 16,000円~ |
キャンピングカージャパン | 北海道・東京・神奈川
千葉・埼玉・静岡 滋賀・京都・大阪・徳島 |
https://www.rv-japan.com/ | 20,000円~ |
新車or中古車? それとも外車輸入車?
新車のメリットは自分好みにできる点ですが、高額で納車に時間がかかる点がデメリットといえるでしょう。
その点、中古車はリーズナブルですぐに乗れる利点があります。
ただし、耐久性については未知数です。
また、輸入車はかなりの高額で維持費もかかりますが、走行性能の素晴らしさと設備の豪華さが圧倒的な魅力です。
ライフステージと嗜好、お財布事情を考慮して慎重に検討するのがよいでしょう。
【タイプ別】AT限定免許で運転可能なオートマキャンピングカー5選
AT限定の普通免許でも乗れる車が多いキャンピングカー。
形や大きさによってバンコン・軽キャンパー・キャブコン・バスコン・キャンピングトレーラーの5つのタイプに分けられます。
それぞれのタイプのメリットと価格相場をご紹介します。
日常使いもできる定番|バンコン
バンコンとは、ハイエースやキャラバンなど、ワンボックスカーやバンをベースとしたキャンピングカーです。
広さと利便性を兼ね備え、買い物や通勤など、日常的に乗り回しても不便を感じず違和感もないため初心者に人気の定番キャンピングカーともいえます。
新車で400~700万円、中古車は100万円を切るものもあります。
リーズナブルでお手軽|軽キャンパー
ハイゼットやエブリィなどの軽ワゴンをベースとしたキャンピングカーを軽キャンパーと呼びます。
デイキャンプや1~2泊の車旅にピッタリのキャンピングカーとして人気です。
お手軽さとコストパフォーマンスは圧倒的で新車価格が200~400万円、中古車なら数十万円から購入可能です。
開放感たっぷり|キャブコン
アトラスやキャンター、ボンゴなどのトラック車体をベースとし、キャビンの上にヘッドのせり出したタイプのキャンピングカーをキャブコンといいます。
十分な設備と居住空間を持つため開放感があります。
長旅にも不便を感じないキャンピングカーの王道といえるでしょう。
新車の相場は500~1,000万円、中古車は100万円台から多数あります。
これ以上ない豪華さ|バスコン
広々とした空間と申し分のない設備、高速でも安定感のある走行性能、すべてにおいてハイグレードのキャンピングカ―がバスコンです。
ベース車両はコースターやシビリアンなどのマイクロバス。
新車価格は1,000~2,000万円、中古車は200万円台から販売されています。
選択肢の一つにはなりますが、総重量の確認が必要です。
目的により使い分け可能|キャンピングトレーラー
ヘッド車と切り離して自在に活用できるキャンピングトレーラー。
設備に応じた価格帯の広さと用途の多様性で人気を集める反面、けん引装置を取り付ける手間と運転の難しさのデメリットがあります。
とはいえ、比較的リーズナブルで新車の価格相場は200~1,000万円、中古車は100万円台から購入可能です。
なお、総重量750kg以上はけん引免許を必要とします。
まとめ
普通免許・AT限定免許を持っていれば、オートマ車・総重量3.5t未満、けん引の場合750kg未満のキャンピングカーを運転できます。
販売価格はタイプや設備により、さまざまです。
特に軽キャンパーや中古車はリーズナブルで購入しやすいでしょう。
いきなり購入するのは不安な方はレンタルで試すのも一つの方法です。
ルールを守った安全運転で、楽しいキャンピングカーライフを送れるように自分に合ったキャンピングカーを選びましょう。
コラム監修者 プロフィール
磯崎学(イソザキマナブ)
中央大学法学部にて政治学科を学ぶ。
大学卒業後、三井海上火災保険会社で保険営業の基礎を学ぶ。
その後、平成10年12月より独立し、現在、自社の代表を務める。
代理店として25年以上の実績があり、企業への保険提案を得意としている。
事故処理の経験も豊富。
■保有資格
損害保険大学課程コンサルティング資格、損害保険募集人一般資格(通称:損保一般)、生命保険専門資格