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キャンピングカーでの生活費 実際にかかるコストを徹底解説

キャンピングカーでの生活は、自由で魅力的なライフスタイルとして多くの人に人気があります。
しかし、車両の購入費以外にも、維持費や生活コストなど継続的な支出が発生するため、事前にしっかりと費用感を把握しておくことが大切です。

本記事では、キャンピングカー生活を始めるにあたって実際にかかる費用について、具体的な金額も交えながら詳しく解説します。
これからキャンピングカー暮らしを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

キャンピングカーでの生活費 実際にかかるコストを徹底解説

キャンピングカーでの生活費はどのくらいかかる?

キャンピングカーでの生活費は、生活スタイルや移動頻度によって大きく異なります。
主な費用には、燃料代、駐車場や宿泊費、電気・水道・ガスの補給費、そして食費や通信費などが含まれます。

節約を意識すればコストは抑えられますが、長距離移動や設備の充実を求める場合は出費が増える傾向にあります。
事前にしっかりと予算を組むことが快適な車中泊生活の鍵となります。

キャンピングカー生活とは?その魅力と特徴 キャンピングカー生活とは、住宅機能を備えた車両で移動しながら暮らすライフスタイ

ルです。
旅先での車中泊や、自然の中での滞在が日常になる自由さが魅力で、仕事や趣味と組み合わせた「モバイルライフ」を実現する人も増えています。

ベッド、キッチン、トイレ、冷蔵庫などの設備を備えた車内は、小さな家のような空間。
自宅のような快適さを保ちながら、観光地や郊外など好きな場所に滞在できるのが最大の利点です。

キャンピングカーの維持費

購入後のランニングコストとして、年間で20万円〜40万円程度の維持費がかかることが一般的です。
内訳を項目ごとに見ていきましょう。

自動車税・重量税などの税金

キャンピングカーは排気量や車両総重量によって税額が変わります。

たとえば、車両総重量が4.5トン未満で排気量が2000cc超の車両の場合、自動車税:年額約39,500円〜58,000円、重量税:車検ごとに約16,400円〜32,800円(2年ごと)程度が目安です。

特種用途車として登録されることが多く、自治体によって区分が異なる場合もあるため、購入前に確認が必要です。

車検や法定点検の費用

キャンピングカーはサイズや設備が特殊なため、車検費用:1回あたり8万〜15万円前後法定点検:年間1〜2万円程度(簡易点検)を見込んでおく必要があります。

特に冷蔵庫や給湯器、ポータブルトイレなどの生活設備の点検・修理費用が加算される場合もあります。

任意保険・強制保険の費用

強制保険(自賠責保険)は24ヶ月で約25,000円〜30,000円程度。
任意保険は車両保険を含めると年間6万円〜12万円前後が目安です。

用途や契約内容によって幅が出るため、複数の保険会社で見積もりを取り、キャンピングカー特化の補償内容を選ぶことをおすすめします。

日常生活にかかる継続的なコスト

キャンピングカー生活は一見、家賃や光熱費がかからず節約になるように思えますが、実際には日々の生活に伴うさまざまな費用がかかります。

特に「移動を伴う生活」である点が特徴であり、その分のコストが積み重なっていきます。
生活スタイルや滞在エリアによっても異なりますが、月額で約3万円〜8万円程度の出費を想定しておくと安心です。

ここでは、実際にかかる主な継続コストを項目別に詳しく見ていきましょう。

ガソリン・軽油など燃料代

キャンピングカーは燃費が悪く、平均で5〜8km/L程度の車両が多く見られます。

たとえば、月に1000km走行する場合、ガソリン代:月1万5,000円〜2万5,000円前後(地域差あり) が目安になります。
移動が多い生活を予定している場合は、燃費と走行距離のバランスを考えた計画が必要です。

駐車場や車中泊スポットの利用料

都市部では日中の駐車場が1日1,000円〜2,500円ほど。
車中泊が可能なRVパークやオートキャンプ場の利用料は、1泊あたり2,000円〜5,000円前後が相場です。
無料の道の駅を活用する手もありますが、ルールを守って利用する必要があります。

電気・ガス・水の確保とそのコスト

生活インフラの維持にも費用がかかります。

電源使用料:キャンプ場などで1回500円〜1,500円、給水・排水サービス:1回あたり300円〜1,000円程度、プロパンガス補充:月1,000円〜3,000円

また、ソーラーパネルやポータブルバッテリーの導入には初期費用で10万円〜30万円以上が必要になる場合もありますが、長期的には電源確保のコストを抑える手段として有効です。

まとめ|無理のない計画で快適なキャンピングカー生活を

キャンピングカー生活は自由で魅力的ですが、その裏には維持費や生活費など、見落としがちなコストが存在します。
年間でおおよそ50万円〜100万円程度の支出が発生する可能性があるため、しっかりとした資金計画を立てることが重要です。

移動頻度や宿泊スタイル、設備の選び方によってもコストは大きく変わります。
快適で持続可能なキャンピングカー生活を送るために、ぜひ本記事の情報を参考に、現実的な予算とライフスタイル設計を心がけてみてください。

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