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構内専用車は自賠責保険に入る必要がある?

工事現場で使用する構内専用車は、普通車のようにスピードを出すことはないので、車同士で事故を起こす確率は極めて低いと言えます。
本来であれば、車は保険に加入するのが当たり前ですが、構内専用車に関してはその必要性を感じないかもしれません。
しかし、工事現場でも事故を起こす可能性があるので、保険加入に関してはしっかり検討する必要があります。

ここでは、構内専用車は自賠責保険や任意保険に入る必要があるかどうかを解説していきます。

構内専用車は自賠責保険に入る必要がある?

構内専用車とは

構内専用車とは、簡単に言うとナンバープレートのない自動車のことです。
たとえば、工場で使われるフォークリフトなどの作業車や建設現場で使われるユンボなどの重機がこれに当たります。
ただし、すべての作業車や重機が構内専用車になるというわけではありません。
高所作業車やユニック車のような公道を走ることもある作業車の場合は、ナンバープレートがついているので構内専用車には該当しません。

構内専用車は自賠責保険に入らなければならないの?

ナンバープレートがついていない構内専用車というのは、法律上でいう「車」に該当しないので自賠責保険への加入義務はありません。
保険に加入しなければ費用もかからないので、経費を削減したい場合は「入らない」という選択をする会社もあるでしょう。

しかし、それほどスピードが出なかったり、長距離を移動したりすることがない構内専用車であっても、工事現場内で人身事故を起こす可能性はあります。
事故を起こした場合は賠償責任が発生するので、何の保険にも加入していないとなると莫大な金額を自費で支払うことになるかもしれません。
そのため、万が一に備えるという意味で、加入義務はないとしても自賠責保険に入っておくと安心です。

公道を走る場合は自賠責保険の加入義務がある

構内専用車であっても、公道を走ることができるナンバープレート搭載車には、自賠責保険の加入義務があります。
これはフォークリフトやユンボなどであっても例外ではありません。

普通車やトラック、250cc以上のバイクなどは、車検を通す時に必ず加入しますが、フォークリフトやユンボは車検がありません。
たとえナンバープレートを付けていても、自社で加入しなければ自賠責保険には入っていない状態になってしまいます。
当然ですが、ナンバープレートを付けている車の場合は、構内専用車であっても自賠責保険加入が義務となっているので、入っていない場合は道路交通法違反です。
注意しましょう。

公道を走らなければ加入しなくても良い?

基本的には、公道を走らない構内専用車は保険に加入しなくても良いとされています。
しかし、前述したように人身事故を起こした場合には治療費などを払わなければなりません。
もしも、死亡事故を起こしてしまった場合は、個人の支払い能力を超える金額を払うことになります。

自賠責保険の補償には限度額が設定されていますが、それでも入らないよりは事故を起こした時のリスクに備えられます。
まだ加入していない場合はすぐに手続きすることをおすすめします。

工事現場における構内専用車の事故について

工事現場では、業者様向けの事業賠償責任保険などがあるので、これに加入していれば安心だと思っている方もいるかもしれません。
しかし、構内専用車による事故をすべて事業賠償責任保険でカバーできるとは限らないので注意しましょう。

というのも、構内専用車による事故の場合「特約」が付帯されていないと補償されないことが多いのです。
多くの賠償責任保険では、構内専用車による事故に関する特約、もしくは交差責任に関する特約を付帯していることが補償の条件となっています。
特約を付帯していない場合は、自動車保険(自賠責保険もしくは民間保険)で賠償することになるので注意してください。

任意保険には加入しなくても大丈夫?

自賠責保険に入っていれば、事故を起こした際に治療費用や死亡補償、後遺障害補償などを支払ってもらえますが、残念ながら限度額が設定されています。
そのため、事故の内容によっては自賠責保険だけで賄いきれないこともあるのです。

また、自賠責保険は物損への補償がないため、万が一現場の建物を壊してしまった場合には、自費で賠償しなければなりません。
つまり、すべての事故をカバーできないので、事故への備えとして民間の任意保険に入っておくことをおすすめします。
任意保険であれば、対人も対物も無制限補償となっているため、リスクをしっかりカバーできます。

公道を走らない構内専用車でも保険は加入しておこう

工事現場では、作業中に思わぬ事故を起こすこともありますが、重機や工作車など構内専用車による事故が起こる可能性もゼロではありません。
そのため、公道を走る走らないに関わらず保険は加入しておくべきと言えます。

もちろん、工事現場では事故を起こさないことが大前提ですが、人間が操作するものなので「絶対に事故は起きない」ということはありません。
保険に入ればその分経費もかさみますが、事故のリスクに備えるためなので加入していない場合は早めに手続きをしておきましょう。

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コラム監修者 プロフィール

コラム監修者 プロフィール 磯崎学(イソザキマナブ)

磯崎学(イソザキマナブ)

中央大学法学部にて政治学科を学ぶ。
大学卒業後、三井海上火災保険会社で保険営業の基礎を学ぶ。
その後、平成10年12月より独立し、現在、自社の代表を務める。

代理店として25年以上の実績があり、企業への保険提案を得意としている。
事故処理の経験も豊富。

■保有資格
損害保険大学課程コンサルティング資格、損害保険募集人一般資格(通称:損保一般)、生命保険専門資格